| | | 1.上司からの評価に関する気付きのポイント | | | あなたに対する上司の態度を振り返って思い当たる節はありませんか。 | | | 1)あなたの慶弔事に対して上司からの祝辞弔辞がない。 | | | 上司があなたの慶弔事を知らなかったり他の部下に対してもそうであればともかく、知って いるのにあなたにだけ何の挨拶もないのは明らかに無視されていることの顕れです。 ● 上司が何故あなたの慶弔事を無視するのか原因を考えてみましょう。 □ 上司の性格に問題がある。 □ 自分自身が上司の慶弔事を知らない、知ろうとしない。 □ 自分自身が上司の慶弔事を知っていても祝辞弔辞をしない。 □ 上司から祝辞弔辞を受けても返礼をしない。 □ 慶弔事はプライベートのことなのでお互いに関与したくない。 | | | | | 2)上司から昼食や飲会に誘われない。 | | | 他の部下に対してもそうであれば問題ありませんがあなたにだけ誘いがないのであれば 特別の感情をもたれていることの顕れです。 ● 上司が何故あなただけを誘わないのか原因を考えてみましょう。 □ 上司の性格に問題がある。 □ 誘いを断ることが多い。 □ 同僚や部下・後輩に上司への嫌悪感を話している。 □ ご馳走になっても上司への礼を言わない。 □ 上司や同僚と飲食を共にすることが嫌いである。 | | | | | 3)上司から直接の情報提供がなく他人から聞かされることがある。 | | | あなたの仕事に関する情報があなたに直接伝えられず他人から間接的に伝えられるという ことはあなたの上に先輩や中間上司がいる場合を除き、あなたへの期待の薄さを示してい ます。 ● 上司が何故直接あなたに情報提供をしてくれないのか原因を考えてみましょう。 □ 上司の性格に問題がある。 □ 上司からのアドバイスやサゼスチョンは仕事の役には立たないと思っている。 □ 上司からのアドバイスやサゼスチョンを否定したり茶化すことがある。 □ 上司からのアドバイスやサゼスチョンに対する報告をしていない。 □ 上司からのアドバイスやサゼスチョンに礼を言っていない。 | | | | | 4)上司からのOJTがない。 | | | 他の部下に対してもそうであったりあなたが担当職務のベテランであれば別ですがあなた にだけ上司からのOJTがない(スキルトランスファがない)のであればそれはあなたに対す る期待の薄さを示しています。 ● 上司が何故あなたに対するOJTをしないのか原因を考えてみましょう。 □ 上司の能力に問題がある。 □ 上司からのOJTは煩わしく仕事の役には立たないと思っている。 □ 上司からのOJTで教えられたことを活かしていない。 □ 上司からのOJTに対して実践報告をしていない。 □ 上司からのOJTに対して礼を言っていない。 | | | | | 5)上司から人前で叱責を受けたり嫌味を言われることがある。 | | | あなたが職場のリーダーや管理職として期待されているのであれば偶にはそうしたことも ありえますがそうではないのにこれが繰返されるということは上司があなたに特別の感情 を抱いていることの顕れです。 ● 上司が何故あなたを人前で叱責したり嫌味を言うのか原因を考えてみましょう。 □ 上司の性格に問題がある。 □ 同じ失敗を繰りして失敗から学習していない。 □ 上司からの指示や依頼に対するレスポンスの遅れや遺漏を繰返している。 □ 同僚や部下・後輩に上司からの指示や依頼に対する嫌悪感を話している。 □ 上司に対する報・連・相を煩わしく思っている。 | | | | | 6)経験年数の割にはいつまでも同じ仕事で新しい仕事を与えられていない。 | | | あなたがその道を極めたスペシャリストで余人を以って代え難いということであれば別です があなただけが相応の経験年数を経ながらいつまでも同じ仕事を担当させられているとい うことは新たな仕事に対する適応ポテンシャルを否定されていることの顕れです。
● 上司が何故あなたに新しい仕事を与えないのか原因を考えてみましょう。 □ 上司の能力に問題がある。 □ 指示されたこと以外に余計なことはしたくない。 □ 仕事を早く終わらせないようにしている。 □ 仕事に関する工夫や提案をしていない。 □ 新しい仕事に対するチャレンジ意欲を示していない。 | | | | | 7)権限・裁量を与えられずいちいち上司にお伺いを立てなければならない。 | | | あなたが新任者であればともかく職場での経験を積んでいるにも拘わらず相応の権限・裁 量を与えられないのはあなたがその任に耐えられないと評価れていることの顕れです。 ● 上司が何故あなたに権限や裁量を与えないのか原因を考えてみましょう。 □ 上司の性格に問題がある。 □ 上司の指示がないと動こうとしない。 □ 上司への報告・連絡が受身になっている。 □ 「わかりません」「できません」という言葉を無意識に多用している。 □ 自分の考えや意欲を示さず安易に上司の指示を仰ごうとする。 | | | | | 8)上司があなたの権限・裁量に干渉する。 | | | あなたに任されたはずの権限・裁量に上司が容喙してくるのはその権限・裁量の行使に 不足や不安を感じていることの顕れです。 ● 上司が何故あなたの権限・裁量に干渉してくるのか原因を考えてみましょう。 □ 上司の性格に問題がある。 □ 権限・裁量行使に遅れや遺漏がある。 □ 権限・裁量を逸脱した行為がある。 □ 重要な権限・裁量行使の事前説明や事後報告に遅れや遺漏がある。 □ 権限・裁量行使の効果が出ていない。 | | | | | 9)上司があなたを飛越えてあなたの部下、後輩と直接仕事のやりとりをすることがある。 | |
| あなたの指示で動く立場にあるあなたの部下や後輩に対して上司があなたを飛越えて 直接指示したり報告を求めるということはあなたのマネジメントに不足や不安を感じて いることの顕れです。 ● 上司が何故あなたを飛越えてそうしたことをするのか原因を考えてみましょう。 □ 上司の性格に問題がある。 □ 「当人に聞いてください」という突き放した言い方をすることがある。 □ 部下・後輩に対するOJTが行われていない。 □ 部下・後輩の業務能力が伸ばされていない。 □ 部下・後輩との人間関係に円滑さを欠いている。 | | | | | 10)上司があなたにぞんざいな言動をとったりあなたを人前で揶揄をすることがある。 | | | 他の部下に対してもそうであったりそれが親愛を示すコミュニケーションスタイルであれば 評価とは関係ありませんが、それが特定個人に対するものであったり上記の現象を伴う 場合はその背景に嫌悪感や忌避感があります。 ● 上司が何故そうした態度をとるのか原因を考えてみましょう。 □ 上司の性格に問題がある。 □ 上司を嫌いコミュニケーションをとりたがらない。 □ 上司を嫌い無意識に反抗的態度をとっている。 □ 同僚や部1下・後輩に上司への嫌悪感や批判を話している。 □ 自分自身が上司に対してそうした態度をとっている。 | | |
| 自己チェックの結果はいかかでしたか。 以上のような評価を受ける原因は相手の性格や能力にある場合とあなた自身の思考や言動に ある場合が考えられますが、上司を選べない部下の立場では後者を棚上げにして前者を論って も自らの可能性を狭くするだけで問題解決にはなりません。 | | |
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