| | 4.損益分岐点分析の応用 | | 次に示す年度損益状況から以下の問題を解いてみましょう。
問1.総費用、固定費、変動費、変動費率、BEP売上高、BEP比率はいくらになるでしょうか。
総費用 ⇒ 売上高1,200,000-当期利益 3,350 = 1,196,650 固定費 ⇒ 販管費 70,800×80% = 56,640 変動費 ⇒ 総費用1,196,650-固定費 56,640 = 1,140,010 変動費率 ⇒ 変動費1,140,010/売上高1,200,000 = 95.000833% BEP売上高 ⇒ 固定費 56,640/(1-変動費率95.000833%) = 1,132,989 BEP比率 ⇒ BEP売上高1,132,989/売上高1,120,000 = 94.415736%
問2.BEP比率を85%まで下げるために変動費率をそのままにして固定費だけを下げる場合、 固定費をいくら下げたらよいでしょうか。
BEP売上高 ⇒ 売上高1,200,000×85% = 1,020,000 固定費 ⇒ BEP売上高1,020,000×(1-変動費率95.000833%) = 50,992 下げ額 ⇒ 56,640-50,992 = 5,648 下げ率 ⇒ 5,648/56,648 = 9.97%
問3.BEP比率を85%まで下げるために固定費をそのままにして変動費率だけを下げる場合、 変動費率は何%になり当期利益はいくらになるでしょうか。
BEP売上高 ⇒ 売上高1,200,000×85% = 1,020,000 変動費率 ⇒ (BEP売上高1,020,000-固定費56,640)/BEP売上高1,020,000 = 94.447058% 当期利益 ⇒ (売上高1,200,000-BEP売上高1,020,000)×(1-変動費率 94.447058%) = 9,995 | | |
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